プレゼントって誰のため?

こんにちは。恋鳥です。

 

今回は初恋の話はお休みして、Twitterで話題になっている恋人間のプレゼントの話題に触れていこうと思います。

 

Twitterの内容を要約すると……

彼氏さんが高価な誕生日プレゼントを贈ったにも関わらず、彼女さんからの誕生日プレゼントは手作りの品。彼氏さんは贈ったプレゼントと同価格帯のものを期待していたので激怒した、という話。

 

これ、ポイントは2つあると思うんですよね。

 

1つは、善意に見返りを求めてしまっているということ。相手に喜んでもらうためではなく、自分が見返りをもらうために贈り物をしたってことですよね。相手のためのプレゼントじゃない。

 

2つ目は、相手が何をあげたら喜んでくれるか考えられていなかったこと。相手が欲しがる物ではなくて、自分のあげたい物をプレゼントしてしまっていたのかもしれません。自己満足のプレゼントは相手のためになりませんよね。

 

つまりこの問題、お互いがお互いの事を想えていないから起こったんです。お互いがお互いの事を想ってプレゼントを贈りあっていれば、こんな悲しいことにはならなかったはずです。

恋人という立場にあぐらをかかず、常に相手のためを想って行動したいものですね。

 

 

今日は恋歌の代わりに文学の紹介を。

『賢者の贈り物』 オーヘンリー作

ある貧しい夫婦は、クリスマスプレゼントを買うために自分の大切な物を売ってお金をつくります。

ところが、お互いプレゼントしたものは、売ってしまった髪や金時計に使うもの。

相手の大切にしている物をより輝かせる物を贈りますが、それを贈るために自分は大切な物を売ってしまっていたのです。

これぞ、最大限に相手を思いやってこその行為。

 

今回のテーマにピッタリの作品。ぜひ一度読んでみてください。