初恋に7年費やした話②

こんにちは。恋鳥です。

 

今回は前回に引き続いて私の初恋を話を。

 

先輩方が引退して、私はパートリーダーを、彼は副部長を任されました。

 

パートを引っ張るのは私の役目だったけれど、もともとどちらかというと縁の下の力もちタイプ。人をまとめるのは苦手な部類で、上手くいかずに涙した日もありました。

代わりにパートをまとめてくれる彼のリーダー気質に嫉妬していたのも事実です。

羨ましさや劣等感を素直に認められない、まだまだ幼かった私の居場所を陰ながら守ってくれたのが彼でした。

 

彼は副部長の仕事もこなしながら、パートの後輩にも私との関係が悪くならないように取り繕ってくれていたことを、後から知りました。

 

もともと憧れて大好きな人だったけれど、この一件でますます好きになりました。

 

続きはまた今度。

 

 

今日の恋歌

 

ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは

 

この歌は、小倉百人一首にも収録されているので有目な歌かもしれません。

元は前回もご紹介した八代集の一つ『古今集』に収録されていた歌です。

 

作者は在原業平という平安時代前期の歌人です。

六歌仙三十六歌仙という歌の名人に選ばれています。『伊勢物語』のモデルになったとも言われています。

 

この歌の意味は、

様々不思議な事が起こったという神の時代でさえも、こんなことは効いたことがない。竜田川に一面の紅葉が浮かんで、真っ赤な紅に水を絞り染めにしているとは。

 

この歌は二条の后という人に贈られた歌なのですが、実は業平と后は恋人関係だったのではないかと言われています。

 

ちなみにこの歌をもとにした落語があることはご存じでしたか?

 

 

参考:デジタル大辞宣泉『ちはやふる

   長岡京小倉山荘 ちょっと差がつく「百人一首講座」